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63歳・女性

63歳・女性

『念ずれば花開く』

人生はいくら丹念に青写真を描いても思うとおりにはならないものです。
34年働いて退職し、さて!!別な人生を!!と夢見ていた矢先の病気の発症でした。
体に痒みが出てから、あっと言う間、10日目で新大のベットの上にいました。
それも生存率4%と言う特殊な白血病と説明され、何もかもが他人事のように頭の中を過ぎて行きました。
びっちり5カ月間、抗ガン剤治療の繰り返し。
移植の前には、全身に放射線を何時間も浴び、締めくくりには1番強い抗ガン剤で、白血球をゼロにして移植。
体力も免疫力も無くなり、歩くこともできなくなりました。
高年齢での骨髄移植なので、移植後の拒否反応も強く、胃や腸の壁からはジワジワと清水が湧く如く出血し、弱った体に度重なる胃腸カメラには、体力消耗も酷く、栄養点滴のみの1ヶ月半。
幾度も破れる中耳炎、網膜眼底出血、痰が気道につっかえ酸素不足。
寝たり起きたりなので、背骨の圧迫骨折、肺が潰れて水が溜まる、気を失いそうになる程の帯状疱疹の激痛。点滴棒には、4つも5つも薬がぶら下がり、丁度時節の七夕の短冊のようだと情けない思い。
体重が20キロも減り、個室のベットに張り付いた様に、うつらうつらと白い天井を眺めているばかりの闘病生活。それでも人間の体にはどんな状態でも自然治癒力があると信じ祈りつつ1日1日と、日々を重ね入院して11ヶ月でようやく退院。
退院を喜んでいるのもつかの間、繰り返し起きる敗血症、自己免疫肝炎。
敗血症では生死の淵を体験しているので、いつなるか分からない敗血症のために身辺整理をしたり、心静かに日々を過ごそうと、死を意識した生活を送っていました。
ヘリオトロープの良さを充分知っていましたが、弱っている体力と感染症の心配から行くこともできず。
自分の体の治癒力だけを信じる細々とした心細い生活でした。
移植3年目少しずつ体調も安定し、ようやく店長さんからもヘリオトロープへのOKが出た時は夢のようでした。
どんなにか待ち望んでいたことか。
体力が無いので、温熱療法から少しずつ体力がついて遠赤ラジウムドーム・・・。
そして今では酵素温浴にも入れるようになりました。
酵素温浴に入れた1日目は、嬉しくて私もこれでもっと元気になれる!!と確信した瞬間を忘れられません。
念ずれば花開く!!実感です。
ヘリオトロープに通って1年。
今も時々敗血症になり、緊急入院しますが、体力も免疫力もついてきているので、1週間位で元気に退院して来ます。
体重も順調に増え、自分でももう駄目かと思った程、異常に高かった肝臓の数値も、今はほとんど綺麗に標準範囲内になりました。
1年前のことが夢のようです。
皆ヘリオトロープのお陰です。
身辺整理どころか、今は毎日がワクワク、体の軸から元気が出、生きている実感を感じます。
ヘリオトロープへ来て施療を受けながら、店長さんのお話を聞くことで、いつも心が癒され、色々なころに気付かせていただき学ぶことばかりで、体も心も浄化されていくような思いです。
週2回のヘリオトロープ通いが、今では私の生きる力になっています。
がたぴしな体でも、今まで私自身と病気をともに闘ってきた同志のように思え、手・足・指、どこ一つとっても愛おしく有難う!!の思いです。
人生には無駄が無いと言います。私の病気もそうでした。
病気から沢山のことを学び、感じ、感謝することばかりです。
あとどの位、私の人生の時間が残されているか分かりませんが、この人生を切に生きることが、見知らぬ私に身を挺して大切な骨髄液を下さったドナーさん。
励ましともに苦しみ、泣き、沢山の心配をかけた家族や友人、そしていつも暖かい心で細やかな配慮をして下さるヘリオトロープの店長さん、いつもにこやかな笑顔で迎えて下さるスタッフの皆さんへの恩返しと思います。
ヘリオトロープへ行けることが何という幸せなことかとしみじみ感じています。
主治医は「この病気でここまで生きているのは奇跡ですよ。
自己免疫肝炎は治らない。一生付き合っていかなければいけないでしょう」などと色々言われますが、私はヘリオトロープへ来ている間は、まだまだもっと元気になれるし自己免疫肝炎も絶対治ると確信しています。
店長さんの何事があってもいつも笑顔で『大丈夫よ』の頼もしい言葉を信じて、これからも金津の山越えをしてヘリオトロープに通って来ます。